まだ免疫力も弱く、とってもデリケートな赤ちゃん。体調を崩した時、お医者さんに連れて行くタイミングって迷いますよね。「家で様子を見る」ってどのくらいまで見てればいいの?モタモタしてて手遅れになったら。。。
というわけで簡単なリストをつくってみました。他にもお気づきの点があればコメント欄にどんどん書き込みお願いします!
こんな時はお医者さんに連絡しましょう
- 下痢が12時間以上つづいている。
- 12時間以上嘔吐を繰り返している。または、嘔吐のほかに下痢、熱、発疹などの症状がある。
- 熱がある時。(月齢3ヶ月以下なら38℃(100.4°F以上)、それより大きい子は39℃(102.2°F)以上。)
- 異物が鼻、耳、口、膣にはいってしまったとき。
- 500円玉よりも小さなサイズの火傷。日焼けでもひどい場合はお医者さんに見せましょう。
- 赤ちゃんの泣き方がいつもと違う時。ずっと泣きやまない、泣き声がいつもと違う、めそめそ泣く、うめき声をだす、などおかしいと思ったら。
- 吐血、血便が出た時。
- 原因不明の発疹。特に熱も出ている場合。
- 犬が吠えるような特徴的な咳(犬吠様咳嗽/barking cough)をし、呼吸する時にヒューヒューと苦しそうな音を出す。クループ(croup)の疑いがあります。Hibの予防接種のおかげでクループはあまり見かけない病気になりましたが、お医者さんに必ずみてもらってください。
- 母乳、ミルクも含めて8時間以上水分をうけつけない時。または24時間で通常の半量程度の水分しかとらない時。
- 大泉門(赤ちゃんの額の上にある柔らかいところ/fontanelles)が落窪んでいて、唇が乾いていたり、いつもより尿の量が少なかったり、色が濃かったりといった症状がある時は脱水症状の可能性があります。
- 24時間特に理由もなく機嫌が悪くぐずりっぱなしの時。
- 目が充血し、潤んでいる、または目ヤニがひどい。結膜炎(conjunctivitis)など、目の感染症の疑いがあります。感染力の強い病気なのですぐお医者さんに見せましょう。
- 24時間以上、目、耳、鼻あるいは性器から粘液(discharge)が出ている。
この他、赤ちゃんの健康で心配なことがあったら一人で悩むより医療の専門家の意見を聞きましょう。「このくらいのことで病院に連れてこないでください」と言われるほうが、「あの時すぐ病院に連れて行ってたら!」と後悔するよりずっとマシですよ。
こんな時は911で救急車を呼べ!
- 髄膜炎(meningitis)とおぼしき症状がある。具体的には熱があるのに手足が冷たい、大泉門が腫れている(swollen fontanelles)、通常とは違う泣き方またはうめいている、ぼんやりしている、ぐったりしている、光をいやがる、呼吸がはやい、顔色が悪い、赤紫の発疹など。
- 意識がない、または朦朧としている。
- はじめて痙攣、ひきつけをおこした時。2度目以降でも1分以上続く痙攣、ひきつけは救急車。
- 呼吸困難。特に肌や唇が青くなってきたら酸素が足りていない証拠なので大至急助けを呼ぶこと。
- 大人用の薬など毒性のあるもの、危険なものを飲み込んで具合が悪くなった時。病院には忘れずに飲み込んだものの入っていた容器(薬の箱や洗剤のボトルなど)をもって行きましょう。
この他、命に関わる緊急事態なら迷わず救急車を呼びましょう。
こんな時はER(救急外来)へ直行!
- 切り傷から血が止まらない、あるいは傷が深くて縫わなくてはならなそうな時。ERにつくまできれいな布でしばって止血処置をしておきましょう。また、出血部を心臓より高くすることによって出血を押さえることができます。
- 高いところから落ちた。
- 骨折の疑いがある。
- 頭に強い衝撃をうけた。
- 具合は良さそうだが毒性のあるもの、危険なものを飲み込んだ。
- 500円玉より大きなサイズの火傷。
この他、命に別状はなさそうでもできるだけはやく治療が必要な場合は、24時間予約なしで見てくれるERのお世話になりましょう。
【参考文献】
Babycentre.co.uk “When to call the doctor” (April, 2010)(英語)、「はじめての育児」学習研究社出版、ウィキペディア