8/28(木)~31(日):無料公演「ロビンソンとクルーソー」開催:

Categories: その他

非営利団体Theatre Arts Japan は8月子供から大人までを対象にした無料公演を開催します。
対象:7歳くらいの子どもから大人まで
日程:8/28(木) 7:30pm、8/29(金) 2pmと7:30pm, 8/30(土) 7:30pm, 8/31(日) 2pm
時間:70分、言語:英語
予約:チケット無料
シアター・アーツ・ジャパンウェブサイトからご予約できます。
www.TheatreArtsJapan.org

内容:太平洋戦争終結直後の混乱の中、小さな無人島に 二人の男が漂着する ひとりは日本兵 、そしてもうひとりは日本軍に徴収されていた韓国人 ・・・。タイトルは有名な「ロビンソン・クルーソー」の物語からとっていますが、まったく別のお話です。小さな無人島に流れ着いた日本兵と日本軍に徴用されていた韓国人。
言葉も通じず、最初は敵対する ふたりが、やがて生きのびるために助け合い、お互いを理解し、友情をはぐくんでいきます。まったく違ったバックグランドを持つふたりが、無人島という閉ざされた空間で、ぶつかりながら、文字通り体当たりで心を通わせます。笑いあり、涙あり、さらにパーカッションを中心としたオリジナルのライブ音楽も楽しい舞台作品です。

“Robinson (to) Crusoe”
Written by Asaya Fujita
(Adaptation of “Robinson and Crusoe” Written by Nino D’Introna and Giacomo Ravicchio)
Directed by Peter Sander
Music by: Hiroko Tanakawa
Actors: Ethan Nguyen* and Al Patrick Jo
Performance in English. 70min runtime. No Intermission.

Hudson Guild Theatre 441 W 26th St (between 9th and 10th Avenue, Subway C E to 23rd ST)
August 28th (Thu) 7:30pm, August 29th (Fri) 2pm and 7:30pm, August 30th (Sat) 7:30pm,
August 31st (Sun) 2pm.
チケット無料
シアター・アーツ・ジャパンウェブサイトからご予約できます。
www.TheatreArtsJapan.org

This production is supported by: Individual donations, Lower Manhattan Cultural Council, New York City Department of Cultural Affairs, NYSCA, Japan Foundation NY, Ito En, All Nippon Airways,Google OneToday and Google Adwords.
About Theatre Arts Japan
日本には能・狂言など、600年を超える歴史を持つ演劇が存在し、現在でも3000を超える劇団が活動を続ける など、歴史的にも、また内容から見ても、世界的な演劇大国と言えます。
近年では、古典から現代劇まで、様々な 日本演劇の上演がアメリカでも見られるようになりました。 しかしながら、その多くは一過性の上演のみの場 合が多く、常に日本の演劇だけを紹介する団体は アメリカには1つもありません。また、そう言った団 体が毎年、日本の演劇作品を上演する事はほとん どなく、日本に特化した団体であっても、現代劇は 年に1本あるかないか、というのが現状です。既製 作品の紹介を中心とした規模の公演が悪いわけで はなく、そういった華々しいプレゼンテーションは、 日本にも西洋に負けない現代作品がある、という 認識を広く訴求するという点に置いても有効であり、 それを機会に人々の日本演劇に対する興味をひく きっかけにもなります。ただ、そういった大きなプレ ゼンテーションの間を埋める小さなプレゼンテーシ ョンの連続があれば、その効果は更に大きく深いも のとなるでしょう。
小さなプレゼンテーションとは、規模の小さな上演 だけを指すのではなく、その周辺での様々な企画や交流の促進を燃さします。米国でまだ紹介されていない日本の戯曲の紹介、リーディングやワークショップ、 ディスカッション、日米の作演出家や役者の交流、相互訪問、なども含まれます。また、日本人作家の作品のみな らず、日本や日本人を素材とした外国人作家の作品の紹介や、作品を通した交流も計ります。上演という完成され たプレゼンテーションの前に、日米の演劇人が協力して、交流しながら、これらの小さなステップを踏む事が重要で あると考えています。そうすることで作品の質の向上のみならず、個人レベルでも影響を与え合い、価値観の違い を認識し、また改めて自国の文化についても再考する環境を作る事が出来ます。

Theatre Arts Japan は、そうしたさざ波を起こし続ける事をミッションとして設立されました。
またシアター・アーツ・ジャパンでは、普段、日本文化に触れる機会の少ない海外在住の日本人の子供たちに、舞 台公演を通して、楽しみながら母国である日本の文化や芸術、文学などに親しんでもらう機会を提供することを目 的として、シアター・アーツ・ジャパン・キッズ(TAJKIDS)を設立。米国に居住する非日本人の子弟にも、日本文化 との出会いの場を提供し、興味と理解を促進することを目的としています。そのため、TAJ-KIDS では伝統的作品 や過去の名作のみの上演にこだわらず、幅広く現代日本の姿を伝えられる作品をも紹介していきます。

About the playwright
ふじた あさや 劇作家。 東京生まれ。早稲田大学演劇科卒。在学中に福田善之と合作した「富士山麓」でデビュー。ラジオ・テレビドラマ作家として活動。1965 年から劇団三十人会で劇作・演出をおこなう。1973 年からフリーで、前進座、文化座、青年劇場などに戯曲を提供、一方では、児童青少年演劇・音楽劇などの脚本・演出も手がける。児童青少年演劇(劇団えるむ)、音楽劇(歌座)、現代演劇(俳優館)の専任演出家。1992 年、「しのだづま考」で文化庁芸術祭賞受賞。日本演出家協会元理事長、日本劇団協議会常務理事、日本芸能実演家団体協議会理事、日本劇作家協会理事。