11/2(日) 紀伊国屋書店にて新書『思春期の親子関係を取り戻す』の著者 小野善郎講演
子供の心を引き寄せる『愛着脳』という副題は、英語の表題や副題とまったく関係の無いような言い方ですが、この本の内容をずばり言い当てていると感心してしまいました。
この本は小児発達の国際的な権威者ゴードン・ニューフェルド(博士)と、今一番売れている著者ガボールマティ博士が協力し、現代の最も気がかりな傾向の1つの「仲間指向性」について:子供たちは彼らの仲間に彼らの価値観、アイデンティティ、振る舞いの形を見ようとする、ことの分析を試みた本を翻訳したもので、思春期の子育てをしているご家族の育児書的な存在です。
「仲間指向」は、家族の絆を徐々に蝕み、子供の健康な成長のじゃまをし、攻撃的で性的な若者文化を促進する。そして、 子供たちは結局あまりに順応的になり、鈍感になり、隔離され、「カッコイイ」ことが他の何ものよりも重要となってしまうのだと、警告しています。
『思春期の親子の絆を取り戻す』と題した本は、親の影響の決定的な崩壊の原因を日本語で分かりやすく説明し、息子や娘と「再び、親子関係を取り戻す」方法を明らかにして、家族の中に適当な階層を確立させ、子供が安全で、よく理解されていると感じさせることが出来るように、子供たちの誠実さと愛を得る方法を提示しています。
我々が生来備わっている本能を再び呼びさますことを助けることによって、著者は自然が意味する家族の源を解説して、親たちに彼らの子供たちと本当の親子関係を取り戻す事ができるように、安全と暖かさを備えた公的な権限を与えています。
そして、小野先生の努力で日本語でも充分に分かりやすく読む事ができます。私の経験からも、是非、海外で子育てをしている皆様に読んでいただきたい本だと思います。
関久美子/ NYすくすく会 代表
紀伊國屋書店ニューヨーク店様での小野善郎先生の講演会
日時:11月2日(日) 午前11時15分から12時30分
場所:紀伊國屋書店ニューヨーク店
1073 Avenue of the Americas New York, NY 10018
TEL 212-869-1700
収容人員:10席+立見席
申込:直接会場にお越しください。
書籍の提供方法:当日御客様には2割引で販売